営業の小部屋

浦谷

アルマイト加工 色モノのお話

2020年12月07日

アルミ型材加工会社 関西金属製作所 営業部の浦谷です。

毎日私たちが扱っているアルミ押出形材は、
大きく分けて生地のものとアルマイト加工をしたものがあります。

アルマイト加工と言えば一般に、
B2と呼ばれているシルバー色がおなじみですが、
他にもいろんな色をつけることが出来ます。

先日あるお客様から黒色アルマイトの依頼をいただいたのですが、
このアルマイト加工で黒色にするには、主に2通りの方法があります。

アルマイト加工についての詳しい説明は、こむずかしくなるので
ウィキペディアにお任せするとして・・・

まずはじめに、アルマイトの表面にはたくさんの小さな孔が出来ます。

一つ目は、その孔に錫(すず)やニッケルなどの金属を析出させることで着色させる方法です。
その析出させる量によってステンカラー、ブロンズ、そして黒色になるのです。
主に長尺の材料に使われます。

二つ目は、その孔に染料を入れて着色させる方法で黒以外にも
いろんな色に出来るのが特長です。
こちらは主に小物の材料、製品に使われます。

それぞれ長所と短所があり、
一つ目の金属の析出による着色は色の種類が限定されますが
耐候性が高く退色しないので、
クリア塗装との複合皮膜で、アルミサッシなど屋外でも多く使用されます。

一方の染料による着色は、絵の具のようにたくさんの色が可能ですが、
色によっては退色しやすい場合もあります。

このように様々な色の選択肢が増えることによって、
アルミが活躍する幅も広がってきています。

以上、今回はアルミの文字通り「色モノ」のお話でした。

浦谷さんは、関金で小物のアルマイトにかけてはプロフェッショナル!
その関金の色物営業マン(失礼しました!)が満を持して、アルミの色モノの話題へ。

月別アーカイブ

  • 加藤のブログ
  • 加藤のブログバックナンバー
  • 営業の小部屋
  • 今週の顔