加藤のブログ

アルミ型材 加工 大阪 進化を続ける会社には 理由がある その三(最終回)

2018年9月07日

いよいよ企業訪問も最終コーナーへ

最後は 社長様やスタッフを交えての トークセッション

 

 

こちらの会社では SNSを上手に使って お客様から 直接選ばれる工夫をしている

現在 11名の中小企業会社 メンバーも予算も潤沢にはありませんので

その発信もスタッフ自らが担当 左側の女性は 一昨日のブログにも登場している

入社6年目の設計室の女性  右から二人目の男性は 入社14年の家具職人さんが

普段の仕事ぶりや製品をSNSにUPしている

 

 

最後は 今年4月の入社の男性(左から二番目)と来年四月入社予定の女性に

どうして 募集もしていないこの会社さんに自ら応募したのか? その理由を話された

また 右端の先輩(前回ブログで感謝はがきで登場)の広瀬さんからは この会社(自らのことも含めて)の指導方針を

 

お話しで印象的だったのが 以前 こちらの会社の社長は ミスをすると こっぴどく怒る方で

広瀬さんもコテンパンにやられ 気分が悪くなる程叱られていたらしのですが 今では

・怒らない、コミュニケーションを多くとるようにする

・仕事は「見て覚える」から「教えてもうらう」に変える

・「昔はこうだった」「俺はこう教えてもらった」など、時代遅れな事は言わない

・一人前の家具職人になれるよう、一緒に頑張る

・ミスをしても、あったコト(なぜミスをしたのか?その理由ははっきり)は追及するが、ヒトは責めない エラーした後が大切である事を言い続ける

(社長が後から言っておられたのですが 責め過ぎると 次回からミスを隠そうとする方がもっと悪い)

これにより あまり怒られなくなって 仕事でチャレンジ精神(いろんな取り組み=仕事の仕方の工夫)が出てきた

 

最終は 工場見学やこのトークセッションを踏まえての 気づきの発表

 

あっという間の5時間でしたが

多くの気づきを得ることが出来ました

 

人材採用においては この会社様は 色が強い(個性的)ので

今の残っているスタッフは社長の方針を理解して行動を共にしているが

社長の方針についてこれないスタッフ(職人さん)は何名も辞められた

だからこそ 現在のやり方や仕組みを受け入れてくれる新人を取るようにしている

新卒は なかなか採れないので 採れるよう 会社の魅力づくりに努力する

 

そうそう 社内で貼られている 社長やスタッフの面々の写真は すべて笑顔

また実際にお話ししていても笑顔があふれ出ている 笑顔がある会社はホント素晴らしい

ここまで来るには 相当の苦労・努力をされたことであろう

 

この会社様は 製造業で 大半が職人であるが

“作ることと お客様に接することは同じ位大切だ!”の精神

つまり 全員営業の意識を強く持って 全員で お客様のお出迎えやお見送りをしている この考えについてこれない職人さんが辞めたこともある

(最近では 車のデーラーでは当たり前になってきているが 家具工場ではないので ほとんどの方が驚かれるらしい

なかには 仕事の手を止めてしまうので 申訳ないと言われるお客様もいるが 皆さん笑顔になってくれている)

 

最後に ベテラン職人さんが私の質問に答えてくれた言葉を紹介しておわります

私「ここ10年で 会社で一番変わったことは 何ですか?」

ベテラン職人さん「それは 社長が一番変わったことですね 我々を大切にしてくれるようになったことです」

そう 人が宝なのです

 

余談ですが こちのオーダーキチンの 平均単価は 250万~300万円

顧客は “”こだわり“” を強く持つ女性

それ故遠方から お客様の問い合わせが来るらしいのですが 地域戦略に基づき 遠方はお断りしているとのこと

今では「なんでもやります! どこでも行きます! 安くやります!」ではありません

 

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