加藤のブログ

アルミ型材 加工 大阪 匠の世界を垣間見ました

2021年12月08日

NHKの人気番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」

モノ作りに関わる私として気になる仕事を扱っていましたので

拝見いたしました

 

さまざまな《プロ》が登場するのですが

今回のプロは 旋盤のプロ それも御年85歳

新幹線のシリンダー

瀬戸大橋のワイアーを支えるケーブルアンカー

過去に超精密な部品を作っている職人

金属の棒から 100分の2か3㎜(0.02~0.03㎜)の精度で削り上げる腕前

当然コンピュター制御の機械で加工している思いきや

古めかしい機械で加工している

なぜ手動なのか?!

それは手動でしか出せない精度だから?!

削っているときに 材料の金属と刃物との摩擦熱で膨張する

それを自動(コンピュータ制御)旋盤では そこまで管理できないので

人間の五感に頼るのです

 

 

100分の2か3㎜(0.02~0.03㎜)の精度とは

どの位削っているか

それを見極めるのは 職人の【耳】

 

0.01~0.02㎜の寸法精度は 見た目 と 音の聞き分けで対応するのである

 

以前 精密研磨の世界を紹介する番組では

0.01~0.02は 人の指の感触・感覚で判断すると言われていた

五感の世界

 

たまたま訪問した機械加工工場の社長様から

なにか気づかないか?と質問されたが 私には 判らなかった

答えは 金属を削る音が通常の音と違う(機械の調子が悪い)というのである

 

私には 音の違いが判らなかった

プロとアマチアの差を痛感させられた

五感を磨く プロの仕事だ

 

この世界では 音楽を聴きながら仕事は論外なのだ

コメント一覧

現在コメントはありません。

コメントする

  • コメント

CAPTCHA


月別アーカイブ

  • 加藤のブログ
  • 加藤のブログバックナンバー
  • 営業の小部屋
  • 今週の顔