アルミ型材専門会社 大阪の関西金属製作所 業務部の平山です。
この度、7月に起きた西日本豪雨におきまして、
お亡くなりになられた方々のお冥福をお祈りすると共に、
被災された方々へお見舞い申し上げます。
今回の災害により、私自身現地で少しでもお役に立つのであればと思い、
7月13日(金)仕事を終えた後、
夜行バスで岡山県に災害ボランティア活動に行ってきました。
出発数日前から情報収集をして、交通が寸断されている地域も多く、
最初は岡山県倉敷市真備町に向かおうと思い、問合せしたところ、
岡山県在住のみで対応されていて、県外から受け入れてくれる所は、
岡山県総社市だったので、そちらへ向かうことにしました。
岡山駅から総社駅まで電車で約40分。
総社駅から総社市庁までは、徒歩で10分ぐらいの所にあります。
この日は3連休ともあって、ボランティアセンターの受付は朝8時からで、
その間に更衣室で着替えました。
暑くても服装は「長袖、長ズボン、長靴」で、作業しなければなりません。
7月14日(土)1日目は、下原地区でボランティア活動です!
この地区は、豪雨により床上浸水した住宅やアルミ工場の爆発事故の暴風により、
窓ガラスが砕け飛び、屋根や壁が崩れて、住むことが困難な住宅など
様々な状況の地区です。
主な作業は、瓦れきの撤去や家財道具の運び出し作業ですが、
連日36℃以上の猛暑の中、大量の汗をかくので、20~30分ごとに
休憩を入れて、水分補給と、時には塩飴で塩分補給をしていました。
この日は、朝9時30分~午後2時30分ぐらいで、1日目の作業を終了し、
迎えのボランティアバスで総社市庁に戻りました。
この日は、一旦岡山駅に戻り事前に予約していた宿泊先で1泊して、
2日目も早朝宿泊先を出発!
しっかり水分補給をして、総社市に向かいました。
7月15日(日)2日目は、下倉地区で民家のお片づけです!
この地区は近くを流れる高梁川が氾濫して、多くの民家が浸水しました。
こちらのご主人の話を聞くと、2階建ての住宅の1階部分が、ほぼ浸水!
完全に水は引いていましたが、水の水位(1m80cmぐらい)に跡がくっきりと残っていました。
そして、最初の片付けは畳出しでしたが、畳に多くの泥水が含まれているため、
畳1枚を外に出すのに、4人がかりの作業!
この日も猛暑の中20分作業をして休憩の繰り返しでしたが、
途中ボランティア1名の方が熱中症でダウンしてしまいました。
皆さん必死の中、連日数名の方が、熱中症になられている事は、
総社市の職員からお話を伺っていました。
しかし残りの4名のボランティアと、こちらのご主人と作業を再開しました。
他にも家財道具などは、泥で足場が悪い為、
バラして外に運び出し、軽トラックに荷物を乗せて、
近くの処分場所に運ぶ、という作業の繰り返しでした。
この日は、午後2時でボランティア全員作業を終了しました。
1日では作業を終えなかったのは残念でしたが、最後にこちらのご主人から
「暑い中、遠くから来てくれてありがとう!本当に助かりました!」と
お言葉を頂いた時、ぐっとくるものがありました。
私は2日間しかボランティア活動が出来ませんでしたが、
災害ボランティアの大原則は「自己責任 自己完結」。
活動中はケガなく熱中症にもならず、
現地の方にご迷惑かける事なく活動を終える事が出来ました。
総社市では、7月14日は957名、7月15日は1540名の方々が
災害ボランティア活動に参加されました。
被災された方々の1日も早い復興を心から願い、
少しでも自分に出来る事をこれからも続けていきたいと思います。
平山君がお手伝いしたお家のご主人の感謝の言葉には、私もぐっときました。
災害ボランティアの大原則「自己責任 自己完結」も大切ですね。