アルミ型材専門会社 大阪にある関西金属製作所 経理部の吉田です。
こんにちは。
なんと今年二度目のお江戸訪問!今回は晩夏のそぞろ歩き編でございます。
浅田次郎先生の「天切り松 闇がたり」という作品にいろんな東京が登場します。
まだ東京が「帝都」と呼ばれた頃に名を馳せた義賊一家の思い出話の物語…。
皇居の傍にそびえ立つ「楠木正成像」を眺めつつ、天下のお宝「小龍景光」を拝借する計画を立てる章があります。
旅のお宿が皇居にほど近い日比谷だったので、早速、楠木正成さま詣でに出かけました。
前に息子の楠正行と四条畷についてお話ししましたが、今回はお父様の方…
勇ましいこのお姿は隠岐に島流しになっていた後醍醐天皇を湊川でお迎えした姿の再現なのだそうです。
物語は正成の腰のもの「小龍景光」を巡るお話しなのですが、像もしっかり小龍景光を佩いておられました。
お次は盗賊一家の頭脳担当・秀才詐欺師「書生常」の住まう「帝国ホテル」でございます。
書生常のように帝国ホテルで朝を迎えてみたかったのですが…
今回、落とさず無事にお財布を持っておりましても宿泊できるようなお小遣いは無いので(笑)
メインバー「オールドインペリアルバー」にて豪華ランチをいただきました。
正午でもこの重厚な雰囲気!おもては35℃酷暑の真っ昼間なのに艶やかな深夜の雰囲気。
上品なバーテンダーさんに教わって、丸の内に訪れる海外のビジネスマン御用達のパワーランチメニューをセレクト。
クラブハウスサンドにビールが定番なのだそうですが、せっかくなので
私がバーで必ずオーダーしているシンガポール・スリングで「ひ・る・呑・み」しちゃいました。
カクテル言葉は「秘密」
この優雅な小一時間のランチタイムのお代金、留守番亭主にはヒ・ミ・ツ!が家庭円満の秘訣でございます。
この後、目の前にある東京宝塚劇場にて「ベルサイユのばら」を観劇しますとお話ししていたら、バーテンダーさんが「観劇のお供にどうぞ…」とチャームのチョコレートを持たせてくださったのです。
高いモンには敏感な関西人…心の中で「えっ?いいの??これめっちゃ高いヤツ!!」と脳内大騒ぎ。
いらしてた他のお客様たちのような超!高額のランチメニューをいただくわけでもない、いわゆる細客の私にまでこんなに丁寧なおもてなしをしてくださって…
まるで物語の中の山の手マダムになったようで、なんだか背筋がシャンっとしました。
帝国ホテルには「101010の法則」という教訓があるのだそうで、
信用、すなわちブランドを構築するには “十年” かかります。
しかし、そのブランドを失うのはたった “十秒” なのです。
そして失った信用、ブランドを盛り返すにはまた “十年” かかるのです。
と、働いてる方々みなさんが教訓として心掛けていらっしゃるのだそうです。
旅の贅沢!と遠足気分で伺いましたが、学びの多いとても有意義な体験となりました。
いつかこちらで「帝国ホテルで朝を迎えました!」とご報告できるよう、また500円貯金を頑張ります(笑)
「帝都そぞろ歩き」のお話しでした(^_^)
私も500円貯金をして、ぜひ東京は無理でも大阪のホテルで宿泊したいものです。
それにしても劇場の席が最前列とは凄い!
それと爪の文字が今回の宝塚バージョンなのかと思いきやLDHの推しメンのサインとは流石女王様!!