先日 岐阜県の撚糸会社(糸を作る会社)の社長様のお話を聞く機会がありました
順調に進んでいた経営が
2000年代に入ると中国から安価な製品が怒涛のごとく押し寄せ受注が激減
廃業か?倒産か?の瀬戸際まで追い詰められた状況で この社長は二つの大義の為
存続を選択(協力工場さんの借金の責任と地場産業の死守・長年培った撚糸技術の匠の承継)
「3年後には潰れる」と宣告された中 協力工場さんの借金が無くなる迄か!
自分の会社が倒産する迄か! 続けると決意
4つの地獄(工場長夫妻の解雇 他3つ)を体験しながら
社長曰く 「断腸の思いのリストラと気が狂ったように新商品の実験・開発に取り組んだ」
その思いを支えた言葉が 京セラ創業者 稲盛和夫氏の「その開発に命を懸け、その開発が世の中に
必要であれば 必ず神が下りる」言葉
開発に着手して6年 ようやく1本のアパレル会社の電話で開発が認められた
「この糸で会社は救われる きっと他も採用してくれる」
この糸を持って日本全国の問屋さんを回り始めました
しかし ことごとく断られました・・・・言葉に表せられない苦労が続く
その後の展開は その二に続く
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