営業の小部屋

大西

アルミ板の切削加工品

2018年9月18日

アルミ型材専門会社 関西金属製作所の営業部大西です。

今年の夏は暑すぎますよね。
私はお盆休みに2日連続でゴルフに行きましたが、焦げるかと思うような暑さで
1日目が終わった後には軽く熱中症になりましたw

さて今回は、アルミの加工品大好きな私がアルミ板の切削加工品をご紹介します。

お客様からのご依頼で、専用の冶具に使用される製品を
アルミ板からの切削加工品にて製作してほしいとご依頼を頂きました。

製作依頼時に頂いた図面が、下記の4種類になります。

図面1

図面2

図面3

図面4

使用する板もアルミA2017という材料で、強度が高く切削性に優れた材料になります。
注:但しこの材料は耐食性、溶接性はあまりよくないです。

お客様からのご要望がなければ、
この様に使用用途によりこちらから材質等はご提案させて頂きます。

この製品を製作するのに必要な機械は、MC(マシニングセンター)になります。

MC(マシニングセンター)とは、
金属を高精度で削ったり、穴明け加工をする機械の事です。
図面1、2、3、4共に上記図面寸法サイズより大きな板から加工をします。

製作途中の写真は加工工程の中で企業秘密もありますので載せる事はできませんが、
製作後の製品は下記の写真になります。

図面1の製品(アルミ元板サイズ 80×55×100から加工)

図面2の製品(アルミ元板サイズ 5×110×200から加工)

図面3・4 形状は同じですが、左右の違いがあります。
(アルミ元板サイズ 25×142×204から加工)

A2017と記載のある板を使用している証拠写真

丸い部分まで含めた厚みの板(25㎜厚)から、上記の様に板を削り倒して製作します。
丸い部分以外の所は、25㎜から5㎜の厚さまで削ってあります。

模様の様な物はエンドミルと呼ばれるドリルのような刃物で、順番にプログラム通りに削った跡になります。
段差が付いているように見えますが、模様部分は平らに仕上がっています。

お分かりになる方でしたら、丸の部分は別製作で溶接のほうがコスト的にはいいのでは?
と思われるかもしれませんが、最初にA2017の特性の部分にあるように
この材質は溶接性があまりよくないです。

またお客様から冶具に使用するため、強度が必要との事でしたので
コスト的には上がってしまいますが、写真のようにアルミ板1枚から一体物での製作となりました。

今回はお客様から納期が全く無いけども、製作は可能ですか?との問合せを頂き、
近隣の弊社協力工場と打合せをし、お客様のご希望通りの納期で納品をさせて頂きました。

お客様にも満足して頂けたのでまた一つ『お客様の縁の下の力持ちとして』
今後も弊社を選んで頂けるような仕事が出来たかなと思っております。

弊社のメインはアルミ形材専門の会社ではありますが、
今回の様に別注アルミ製作品もどんどんお問い合わせください。

これからもお客様のお役立ちの為に突っ走っていきますので、
こんな物を作りたい
どう製作していいか分からない
など、アルミの事であればぜひ『関西金属製作所』へお問い合わせ下さい。

 

アルミ加工についてのお問合せ
TEL:06-6752-0471
株式会社関西金属製作所 営業部 大西まで
>>大西のスタッフ紹介はこちら

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